3面図からは、立体が想像しにくい形状のモデリング 001
FreeCAD 0.17.11935で、3面図からは、立体が想像しにくい形状の幾何学形状をモデリングします。
完成形状
3面図の読み取る演習に使われる3面図からは、立体が想像しにくい形状の幾何学形状が幾つか存在します。そのうちの1つをモデリングします。
この形状は、平成21年度CAD利用技術者3次元公式ガイドブック P72で紹介されている形状です。
モデリング
モデリングに使用したFreeCADのバージョンは、FreeCAD 0.17.11935です。
新しいドキュメントを新規作成します。
ワークベンチを「Part Design」に変更します。
0.17の途中から、「Part Design」では、「ボディ」と「パーツ」の概念が導入されています。「ボディ」と「パーツ」のそれぞれが何を示しているのかはわかりません。
スケッチを作成します。
モデルツリーでは、ボディが作成され、その中に原点が作成されます。
スケッチする平面の位置関係を理解しやすくするために、ビューの向きを変更します。
スケッチ平面を指定します。FreeCADでは、xz平面が正面になります。今回は、xy平面を指定します。
スケッチします。
押し出しを選択します。
描いたスケッチを押し出します。
面を選択して、スケッチします。
「外部形状にリンクするエッジを作成」を選択します。
スケッチで参照する線や点を指定します。
スケッチします。
ポケットを選択します。
押し出します。
「Part Design」ワークベンチから、「Part」ワークベンチに移動します。
幾何プリミティブを選択します。
点を選択します。
作成したい点の座標を指定します。
点が作成できました。
FreeCAD 0.17[11740]では、複数の形状で構成されていと、Part Designのミラーが使えません。その為、「Part」ワークベンチに移動します。
データム平面を作成します。
平面を作成します。
ダイアログが表示されるので、「独立したコピーを作成(推奨)」を選択します。
面を選択してスケッチします。
「外部形状にリンクするエッジを作成」を選択します。
点を選択します。拡大しないと選択できません。
スケッチします。
ポケットを選択します。
押し出します。
面を選択してスケッチします。
「外部形状にリンクするエッジを作成」を選択します。
スケッチに使う形状の参照を取得します。
スケッチします。
ポケットを選択します。
「面まで」押し出します。
完成です。