概要
FreeCADは、機能の切換えを、ワークベンチと呼ばれるツールセットを切り替えることで行っています。 その中のArchワークベンチのツール群の一覧です。
構築用ツール(Construction tools)
壁(Wall)
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ショートカット:W→A
線を押し出し、作成された面に厚みをつけます。つまり、描いた線から、壁を作成します。
公式ドキュメント:Arch Wall(外部サイト)
公式ドキュメントの翻訳 Arch Wall
構造要素(Structural element)
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柱や梁といった骨組みとなる要素を作成することができます。
公式ドキュメント:Arch Structure(外部サイト)
鉄筋(Rebar)
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鉄筋(Rebar)ツールは、構造のオブジェクトを補強する鉄筋を配置することができます。
公式ドキュメント:Arch Rebar(外部サイト)
床(Floor)
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床(Floor)は、高さ(Hight)プロパティを持つ、グループオブジェクトです。 グループに含まれる壁(walls)と構造(structures)オブジェクトの高さ(Hight)プロパティをまとめて変更できます。
公式ドキュメント:Arch Floor(外部サイト)
建造物(Building)
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全体の建築単位を表すために適切なグループオブジェクトです。
公式ドキュメント:Arch Building(外部サイト)
敷地(Site)
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全体のプロジェクトの敷地や地形を表すために適切なグループオブジェクトです。
公式ドキュメント:Site(外部サイト)
窓(Window)
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窓(Window)は、窓や扉などのような、すべての種類の「埋め込み可能な」オブジェクトのための基底オブジェクトです。 単独で存在、あるいは、壁のような、他の構成要素の中に「格納」されます。
公式ドキュメント:Arch Window(外部サイト)
断面(Section Plane)
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現在のドキュメントに、断面やビュー平面を定義する、断面表示のための仕掛けを配置します。
公式ドキュメント:Arch SectionPlane(外部サイト)
座標系(Axes system)
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Axisツールは、現在のドキュメントに、座標系を配置することができます。番号付けの形式と、軸間の距離と角度は、カスタマイズできます。 柱や壁を配置する際の基準として活用します。
公式ドキュメント:Arch Axis(外部サイト)
屋根(Roof)
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屋根(Roof)ツールは、選択した連続線から、勾配のある屋根を作成することができます。
公式ドキュメント:Arch Roof(外部サイト)
空間(Space)
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空間(Space)ツールは、固体形状を配置することによって、あるいは、その境界を定義する、 あるいは、両方の混合することによってのどちらでも、何もない体積を定義することができます。またその体積を計算することができます。
公式ドキュメント:Arch Space(外部サイト)
階段(Stairs)
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階段(Stairs)ツールは、あなたが、自動的に、いくつかの形式の階段を建築できます。
公式ドキュメント:Arch Stairs(外部サイト)
板(Panel)
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このツールによって、代表的な、パネル工法だけでなく、 平らなプロファイルに基づいた、すべての種類のパネル状の要素を建築することができます。
公式ドキュメント:Arch Panel(外部サイト)
木枠構造(Frame)
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木枠構造(Frame)ツールは、プロファイルとレイアウトに基づいた、フレーム・オブジェクトを構築するために使用されます。 手すりや木枠構造の壁をつくるために、極めて役に立ちます。
Frameオブジェクトは、簡単に壁や構造オブジェクトに変換することができます。
公式ドキュメント:Arch Frame(外部サイト)
備品(Equipment)
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備品(Equipment)ツールは、あなたに、あなたのプロジェクトへ、家具、水回り衛生の備品や電気設備のような部分を、 非構造物や独立した要素として挿入するために、単純で便利な方法を提供します。 立体モデル、あるいは、より簡単に利用できるメッシュ・モデルのどちらの部分も使用することができます。
公式ドキュメント:Arch Equipment(外部サイト)
素材を設定(Set material)
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v0.16から、追加されたのでまだドキュメントがありません。
公式ドキュメント:Arch SetMaterial(外部サイト)
予定を作成する(Create schedule)
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v0.16から、追加されたのでまだドキュメントがありません。
公式ドキュメント:Arch Schedule(外部サイト)
修正用ツール(Modification tools)
平面を切断(Cut with plane)

平面を切断(Cut with plane)ツールは、図面に従って、Archオブジェクトを切断できます。
- あなたは、選択した図面、通常、あるいは、正面となる図面の反対で、Archオブジェクトを切断することができます。
- Archオブジェクトに、減算コンポーネントのCutVolumeを追加します。
公式ドキュメント:Arch CutPlane(外部サイト)
追加(Add component)
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Addツールは、4種類の操作を行う事ができます。:
- wallやstructureのような、Archコンポーネントに形状に基づいたオブジェクトを追加します。 そして、これらのオブジェクトは、Archコンポーネントの部品を作成します。 さらに、あなたは、幅と高さを追加するように、その図形を修正することができますが、その基底プロパティは、維持されます。
- wallやstructureのような、Archコンポーネントを、floorのような、グループに基づいたArchオブジェクトに、追加します。
- 構造オブジェクトに、座標系を追加します。
- 断面にオブジェクトを追加します。
公式ドキュメント:Arch Add(外部サイト)
削除(Remove component)
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Removeツールは、あなたが、2種類の操作ができます。:
- Archオブジェクトから、壁に追加された直方体を取り除くように、サブコンポーネントを削除します。
- 壁や構造のような、形状に基づいたオブジェクトをArchコンポーネントから取り去ります。
公式ドキュメント:Arch Remove(外部サイト)
調査(Survey)
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調査ツールは、モデルから、測定と情報を、すばやく取得することができる特別な測量モードに入ります。
公式ドキュメント:Arch Survey(外部サイト)
ユーティリティ(Utilities)
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構成要素(Component)
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v0.16から、追加されたのでまだドキュメントがありません。
公式ドキュメント:Arch Component(外部サイト)
メッシュの分割(Split Mesh)
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選択されたMeshオブジェクトを、それぞれのコンポーネントに分割します。
公式ドキュメント:Arch SplitMesh(外部サイト)
メッシュからシェイプへ(Mesh To Shape)
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選択されたMeshオブジェクトをShapeオブジェクトに変換します。
このツールは、平坦面(曲線のない)を持つ、オブジェクトのために最適化されることに注意して下さい。 曲面が、含まれているオブジェクトには、Part Workbenchのツールが、より適切と思われます。
公式ドキュメント:Arch MeshToShape(外部サイト)
非ソリッドのメッシュを選択(Select non-solid meshes)
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このツールは、選択されたMeshオブジェクトの選択されたグループで、非立体(非多様体)メッシュを認識し、選択します。
公式ドキュメント:Arch SelectNonSolidMeshes(外部サイト)
シェイプを削除(Remove Shape)
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Arch WallやArch Structureの内部の三次元の図形を取り除くことを試み、 そして、そのプロパティを補正し、全体としてパラメトリックを作成します。
公式ドキュメント:Arch RemoveShape(外部サイト)
穴をふさぐ(Close Holes)
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Shapeオブジェクト内の穴(開いた縁取りの円形の配列)を認識し、 その縁取りの配列を作成する新しい面を追加することで、それを閉じることを試みます。
公式ドキュメント:Arch CloseHoles(外部サイト)
壁を結合する(Merge Walls)

まだドキュメントがありません。
公式ドキュメント:Arch MergeWalls(外部サイト)
確認(Check)

ソリッドではない部品やArchオブジェクトのために、現在のドキュメントや選択したオブジェクトを確認します。
公式ドキュメント:Arch Check(外部サイト)
Ifcエクスプローラー(Ifc Explorer)

IFCエクスプローラーは、IFCファイルの内容を調査する単純なユーティリティです。
公式ドキュメント:Arch IfcExplorer(外部サイト)
IFC Brepフラグを切り替える(Toggle IFC Brep flag)

まだドキュメントがありません。
公式ドキュメント:Arch ToggleIfcBrepFlag(外部サイト)
メッシュから3面図を作成する(3 Views from mesh)

まだドキュメントがありません。
公式ドキュメント:Arch 3Views(外部サイト)
BIMサーバー(BIM server)
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まだドキュメントがありません。
公式ドキュメント:Arch BimServer(外部サイト)
Gitリポジトリでコミットする(Commit with Git)

まだドキュメントがありません。
公式ドキュメント:Arch CommitGit(外部サイト)
ファイル形式
関連ドキュメント
公式ドキュメント
- Arch Module(外部サイト)
Archワークベンチの紹介ページです。内容は英語です。
- Arch Module/jp(外部サイト)
Archワークベンチの紹介ページの翻訳ページです。内容は日本語ですが、このページを書いている時点では、内容は最新ではありませんでした。
- Arch tutorial(外部サイト)
Archワークベンチのチュートリアルです。FreeCADの公式ページのチュートリアルは、GitHubでデータが入手可能なことが多いです。 このページを書いている時点では、対応する日本語ページは、存在しませんでした。
関連サイト
動画チュートリアル
FreeCADの操作を調べるには、YouTubeなどの動画サイトに、チュートリアル動画が公開されていないかを確認すると参考になるものが見つかることが多いです。
Tutoriel FreeCAD Arch Modélisation d'une maison fr(外部サイト)
3D-CADのモデリングスタイルは、確立されたものがあるとは言えない状態ですので、他の3D-CADの建築に関連するチュートリアルも参考にして、 モデリングスタイルについて考える必要がありそうです。
Arch tutorial in Yorik's blog(外部サイト)
その他の建築に関連するCADの情報
FreeCADでの対応は、不明ですが、建築に関連する3D-CADでは、BIMモデリングについては、意識して情報を集めておいたほうがいいかもしれません。
建築パースのツールや素材
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